この前髪切りに行って、そこでファッソン雑誌をちょっと読んでたんっすよ。糞やったら暇だったんで。そしたら、ピストがｵｻﾚな自転車とかいうので紹介されてて、結構乗ってる人がいてビビった。
念のため説明すると、ピストっていうのは主に競輪とか、自転車の短距離で使われる自転車で、ギアの変速はなくて、普通の自転車みたく後輪が空転しない自転車です。ので、基本的に走ってるときは足を止められません。停車するにはそれなりに技術が必要かも。ブレーキングは自転車普通にこぐときと逆方向に足に力をかけると止まれます。フレームの材質はクロモリですね。競輪の規格だと。
そういう訳で一般道を走るのは結構危険で、それなりに技術的に熟練してないとダメかもしれません。あとは簡易ブレーキを前輪に取り付けたりします。公道を走るときは結構そうしてる人が多い。
それでピストは短距離の競技用の自転車なので、でっかいトルクでジワジワ加速してっていう風に乗ることが多いみたいです。
それでもってNIKEがどっかの屋外広告にピストのあれを出したらしいんっすよ。「ブレーキなし。問題なし。」とかいう頭悪いーの。もうね、なんでこういう余計なことするんでしょうね。ピストなんて自転車乗る人の中でも更にマニアックな人しか乗らないもので、細々と愛好家とか、競技者によって乗られてきたのに、碌すっぽそういう危険性も分からないような阿呆が入ってきていい迷惑です。
基本的に俺様は若者が嫌いなんで、上の画像みたいな馬鹿面晒したあんちゃんがたむろしてるのを見るとうぜーと思うんですが、それは百歩譲って置いといて、ピスト乗るなら止まるのが難しいっていう危険性を十分に認識して乗ってもらいたいもんです。っていうかブレーキくらいつけろ。止まるんだったら逆方法に力書けないと減速できなくて、急には止まれないんだから。
それでね、またブレーキつけないのを煽ってるバカがいるんですよ。っつーかNIKEが煽ってるんですが。そもそものピストの煽り文句が、
MAD MAG,Ollie読者ならもうすでに知っていることだろう、昨今のピストバイクの隆盛を。ギアが固定されており、変動ギアもない、半端じゃなくエクストリームなギアであるピストバイク。そんなクレイジーなギアに日本でいち早く飛びついたのはやっぱりスケーター。彼らがピストバイクで颯爽と街を駆け抜ける姿は、1つのムーブメントを巻き起こすには十分な魅力があった。ではそんな彼らに“ピスト”という文化を伝え教えたのは? それが今回のゲスト、MADSAKI氏。NYでリアルにメッセンジャーをしていた彼にとっての“ピスト”とは?
http://www.madfoot.jp/madmag/vol31.html
なんですがね、もうね、阿呆かと、バカかと、てめーはルー大柴かと。マジ氏ね。格好いいとか訳わかんねー理由で安全性のあまり確保されてない乗り物を推奨するようなことはすんなと。
更に日本のストリートシーンにピストを伝えた第一人者wのインタビューで、
「ピストは精神がしっかりしてないと 乗れない自分の魂を磨く道具 」
2年ほど前に日本に帰ってきたMADSAKI氏だが、その頃まだ日本ではあまりピストというカルチャーは定着していなかったようだ。 「ピストに乗ってるヤツも少しはいたよ。でもみんなブレーキを付けてた。でもそれじゃ意味ないんだよ。ピストの1番の魅力は“一体感”だからね。」。
(中略)
それにピストって基本的に止まれないでしょ。だから街を走るうえでもライン取りが重要になってくる。そうすると交通や人の流れ、街の流れ、空間の流れを意識しないといけない。空間の中における自分という存在感を意識しなきゃいけないんだよね。それには感情を限り無くゼロに近付かせなきゃいけない。そうやってピストを通じて“空間”を感じるんだ。それって精神がしっかりしていないとできない。そういう意味でオレはピストは自分の魂を磨く道具だと思ってる。だからこそピストにはブレーキをつけて欲しくないんだ。だから日本のストリートを代表してくれる人間としてYOPPY（HECTIC）に『YOPPYがブレーキを外さないとみんなブレーキを外さないから、ブレーキを外しなよ! 』と言ったんだ。そしたら彼は僕の目の前でブレーキを外してくれたんだ! 」
http://www.madfoot.jp/madmag/vol31.html
とか言ってんのね。
もうね、お前がブレーキつけないでくたばるのは勝手だが、それを他の奴にまで勧めんなと。更に言えばお前がブレーキつけないで事故ったとして、事故を起こした相手は良い迷惑だと。っつーかブレーキ外しなよとか余計なこと言うなっつーの。リスクを抱えるなら一人で抱えて勝手に氏んで下さい。誰も同情しないから。っていうか人身だとして、寧ろその相手に同情するよ。道路交通法的にどう見てもアウトでしょ。もうね、マフラーとっかえたりとか、タイヤの扁平率がすげーことになってるDQNの車とかいうレベルじゃねーよ。素で危ないじゃん。そういうバカの心配なんざこれっぽっちもしちゃいねーんだが、こいつとぶつかるかもしれない車が心配だ。くたばるなら落車で頭打って氏ね。間違っても人にぶつかんな。
そういう訳でこういう訳のわかんねーバカを担ぎ上げて、徒に人を危険性の高いものに煽るNIKEの製品は今後一切買いません。ホッケーにもNIKEが進出してるけど、ぜってー買わねー。靴も買わない。自転車でビンディングシューズ出してるけど、ぜってー買わねー。マジでNIKE潰れろ。さもなくばすぐにこのキャンペーンを終わらして頂きたいもんだ。
