Strum-Liouville問題の解が悉く直交関数になる件について

Strum-Liouville問題は、一般的には、
  \scr{L}=\frac{d}{dx}p(x)\frac{d}{dx}+q(x),
という微分演算子を仮定して、
  \scr{L}[y]+\lambda w(x)y=0,
と書ける。
ここでこれは固有値問題の形をしてるので、固有値λはある決まった値を持つらしいことが分かる。そこで、固有値をλnとかすると、Strum-Liouville型の方程式は、
  \scr{L}[y_n]+\lambda_nwy=0,
とか書ける。
ここで、ymを左から掛けると、
  y_m\scr{L}[y_n]+\lambda_nwy_my_n=0,
になる。
ここで、mとnを入れ替えたのをお互いに引くと、
  y_m\scr{L}[y_m]-y_n\scr{L}[y_m]=(\lambda_m-\lambda_n)wy_my_n.
gdgdと計算すると、
  \frac{d}{dx}\left(y_np\frac{dy_m}{dx}-y_mp\frac{dy_n}{dx}\right)=(\lambda_m-\lambda_n)wy_my_n,
とかなって、これをxで積分する。Strum-Liouville問題は境界で0をとるので、
  \Bigint_a^b(\lambda_m-\lambda_n)wy_my_ndx=0,
となる。
ここで、m≠nのときに、
  \Bigint_a^bwy_my_n=0,
になって、解は直交関数になることが分かる。等号が成り立つときはきっと何か適当な値を持つ。