JR東が信濃川から沢山水をとってたらしい

信濃川水力発電で山手線は動いてるとかそんな話です。実際は全部が全部という訳ではなくて、数本に一本らしいんですけど。
んで、それが河川法で決められた量より多くとってたらしいとかそんな話らしいです。水利権が取り上げられるかもとかそんな話らしいです。どうやら塞き止めた流量を改ざんしてたらしい。エゲツナス。流石国鉄はやることが出鱈目だぜ。
んで、水利権を失ったら経費が掛かるので、運賃が上がっちゃうよ(><;)とかそういう話らしい。
発電用に水塞き止めても無料だったのかなあ。この辺の話はちょっと学生のときに聞いた気もするけど覚えてない。でも農業用水とか工業用水に金払ってるって話も聞かないし、そもそも誰に払うのっていう話もあるので、やっぱ払ってないんだろうなあ。一種の入会地みたいなもんなんでしょうか。中世以前から続く不思議な慣習みたいなもんですが、今日まで残ってて、しかも個人事業者でなくて、もとは国の組織で歴とした大企業がそれを使ってるって言うのも不思議な物です。
ただ、昔は環境がどうのとかいう意識も高くはなかったろうから五月蝿くなかったのかもしれないですけどね。それでも信濃川水力発電のある区間だけ小川になる上に、朝のラッシュアワーの時間帯だけ場合によっては水がなくなるって言うのはそれなりに有名な話でして、自然環境へのインパクトは大きいとかそういう話なんですかね。
エコエコいう奴は胡散臭くて嫌いですが、ズルして利益を上げようっていう奴はもっと嫌いだ。運賃上がるかもねって、手前できたねーことしてて圧縮してたのをずるしたのがバレたから運賃あげるよ(^^)で納得する馬鹿もいねーし、どの口がそれをいうってもんですが、まあ案外中の人達はこういう認識なのかもしれない。流石に新幹線通して、在来線を3セクに押し付けるような商売してる会社は考えることが素敵ですね。そこに痺れる憧れるぅぅってなもんです。

JR東、信濃川から不正取水 電力を山手線に使用
JR東は「協議会の結論は尊重したい」としているが、代わりの電気を電力会社から購入することになれば、「大幅な経費増につながる」(沢本役員)としており、首都圏内の運賃にも影響しかねない状況となっている。
http://www.asahi.com/national/update/0203/TKY200902030148_01.html

っていうかJR東なんて山手線がある限り永遠に不滅なんだから、自社用に原発でも作ればいいじゃんって思う訳ですが、そうなるとまた建設地に負担がかかるし、それを火力でってなったらどんだけ化石燃料を燃やすんだって話になるので、人間が便利な生活を送るのも中々世知辛いもんです。都会の人が便利な生活をしてる裏で山奥ではこういうことがあったりしてなんだか色々とあれですね。そりゃ地方も怒るわって感じですね。
しかしやっぱ発電用の水は無料で取れるっていうのがでかいんだろうなあ。
火力にしろ原発にしろ燃料は金が掛かるし。その点水力なら水塞き止めるのに掛かる電気代くらいだもんな。
そして今では水力発電はすっかり悪者になってる訳ですが、そのうち風力とか太陽電池とかも景観が悪いとか言われる日が来るのかもしれないですね。今では風力発電といえばエコの代名詞みたいなもんですが、そのうち風車がでかくて不気味で、プロペラ周りから出るカルマン渦の音が不快だし、言う程電気とれないし、景観が悪くて最悪ですとか、なるのかも。空き地に太陽電池並べても不愉快ですとか、そういうのとかも。
まあ化石燃料を燃やしてる訳ではないので、そこまでの後ろめたさは感じないのだろうし、水力のように水をがっつりとって周りの生態系にインパクトを与えてる訳でもないので、そうそう目立つようなことでもないけどな。