CO2を25%減

欧州やアメリカでは既に一部で二酸化炭素排出権取引というものが試験的に行われていてだな、今の制度からは、排出権相場というものも存在する訳だ。環境を守りましょうという活動に対して、環境を破壊していい権利を買うだなんて、人間っていうのはつくづく業の深い生き物だなあと思う訳だけれど、それはそれで別の話。
二酸化炭素排出権取引については、今の所のトレンドではこれからはキャップアンドトレードという方式で進みそう。この辺はググればきっと出て来るので調べれば良いかと。
あれ、国に対して、COPなんとかだか、温暖化に対する枠組み条約だかで、おたくはなんぼだけ二酸化炭素出していいですよとかいう量が割り当てられて、それに対して、自動車業界とか、電機業界とか、そういう業界に、おたくは業界全部でなんぼ出して良いよというの+どっかでヘマこいて脚が出たやつに売りつける分でわけて、とかいうの。で、更にそこから各企業に割り当てられる訳だけれど、余った所は他に売っても良いよとかいう制度。
なので、もとからオークション分があること、更には自助努力で売りに出せる排出量とかありまして、これを投機的に使う方々も居られる訳です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/排出量取引
http://eco.goo.ne.jp/word/business/S00279_qa.html



翻って我が国を見るに、1990年から8%減というのはそれはそれで合理的な数値な訳です。なんとかならないかもしれないけど、もしかしたら何とかなるかもしれないなあとか。足りない分は中心国とか、発展途上国の排出権を買おうかなあとか、そんな感じで補うとか。
実際に東欧のどっかの国と排出権取引の手付けをしてた希ガス
そしてだ、実はこの排出権取引の予約をしてましたというのは、8%減を前提にした話な訳だ。
ので、自前の環境技術でなんぼか減らして、それでもダメなら買うかとか、そういうレベル。
なので、25%とかなるともう人様の所から買うしかねーレベルなんですよ。または、発展途上国に技術供与をして、負けてもらうとか。この手の手法を経済的手法というんですがね、これが曲者なのですよ。
こういうことをすると、大体色んなのが出て来るじゃないですか。普通に商売してても、商社とか、銀行とか、ワラワラ出てきて、まあそれはそれで実需を賄う分には必要なんですがね、それでもまああれですわ、某金融危機とかそういうときにはどこの馬の骨とも分からねーのが湧いて出てきて、相場を引き上げて一儲けしたら、大穴ぶち明けて、皆様の税金で補填したとかいうふざけた話がある訳で、そういうのが色々と居る訳ですわ。

http://www.google.com/search?client=safari&rls=ja-jp&q=排出権 ファンド&ie=UTF-8&oe=UTF-8
http://www.meti.go.jp/committee/materials/downloadfiles/g51221a06j.pdf
http://www.joi.or.jp/carbon/pdf/faq1.pdf

こういうのがいまして、まあなんだかなあとげんなりする訳ですよ。
げんなりするのは良いのだけれど、じゃあ日本は25%削減に、どこまでお金をかければ良いの?とい話うがあるのです。勿論、国内の製造業、サービス業の省エネの努力は必要だし、それはそれで凄い負担になる訳です。が、じゃあ足りない分は要するに外国に投資して、それで賄う訳ですよね。
それの分の金をね、どんだけ出せばいいのだ、ということですわ。んで、その外国というのは、言わば、格安で省エネ技術が手に入るので、ウマーだわなっていうのと、あとは相場を張ってた連中がまたウハウハいう訳ですわ。そりゃ取扱量がでかければデカい程そういう方々は儲けが大きくなりますからね。
そりゃ当然、地球温暖化が人間の環境に対して害を成すもので、その原因が二酸化炭素に求められるものならば行きていくためには必要な支出だし、技術移転だと思う訳ですが、どうにもお金の臭いがして仕方がないのですよ。殊更これまで俺様ルールを世界に押し付けてお金儲けと、領土の拡大に血道を上げてきた欧州の連中が、純粋に人間としての良心に従って二酸化炭素排出量の削減を唱えているとは到底思えないのですよねー。お前らBIS規制って知ってるかって話なんですが、それはそれでまた別の話。
そもそもの問題として、地球温暖化は本当に問題なのか、ということと、そもそも地球温暖化二酸化炭素の排出の増加によってもたらされたものなのかというのが分かっちゃいない訳ですよ。そりゃ実験なんてしようがないですし、計算なんてできるのははるか先の話ですから。IPCC地球温暖化二酸化炭素だよとか、人間の活動に夜よとかいってるけど、どうなんですかね。大体こういう話は政治が絡んできて、そりゃ国の金で研究してるんだから、絡むのは当たり前なんだけど、どうにかならんのですかね。
そして、もし二酸化炭素の排出が地球温暖化には無関係で、更には地球温暖化が起こってもあんまし環境なんてかわんねーよと分かってしまった暁には、世界を巻き込んで引き起こされているこのエコブームとかいうのはとんでもねー釣りでしたっていうことになる訳ですよね。そうならないように必死こいて絵を描いてる人でなしがいるんだろうがな。そもそも今のトレンドにまでエコを引っ張って利益を貪ってるバカがいて、それが世間的にもただしそうとか言われてる昨今、このふいんきっていうのは絶対にひっくり返らないし、ひっくり返らないのですよねー。きっと世界的な目標を達成できたことにして、最初からある訳もなかった危機を回避できました、人類の英知と理性に乾杯とか言うんだぜ。ばかくせー。なんか50年とかしたら世界を挙げてバカに化かされてしまっていましたとかなったら嗤えないよなー。だからエコって気に食わんのですよね。耳障りの良い言葉にはバカが挙っていきますけどね、所詮そんな程度のもんなんですよね。エコエコうるせーんだよな。
そういうことで、私はまだ二酸化炭素がどうとかいうのには個人的には懐疑的な訳ですが、そうもいかないことも多々あり、毎日苦笑いしながら行きております。
あと、鳩山さんが世界で賞賛を浴びたっていうのは、カモがネギを背負ってきたと、邪な国とか、邪なファンドさんが手を叩いてくれたのではないかと思っています。そもそも25%になんの根拠があるかって、1/4は0.25だから25%とか、そんなもんなんだろ。だからやってらんねーんだっつーの。しょっぱなから国民の負担になるような約束を世界に対してして来るバカが首相を務めるなんて、日本人もとことんついてないですね。
なんか、もう少し理性的な話をするべきだと思うのですよね。そりゃ25%とかいえば耳あたりは良いけど、耳当たりの良さだけで生きていける訳もなく、かといって、生活環境はそれはそれで大事なのだから、もう少しまともな妥協点を探して、それを挙げるべきだろ。マジやってらんねー。