英 風力発電を増強

京都議定書の発効により発電による二酸化炭素排出を抑制する目的でイギリスでは風力発電を増強するみたい。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041105-00000019-nkn-ind

でね、一応風力発電に施設を見るには見たんだけど、あれってすげー景観を害するのですよ。もうね水力発電とタメ張るくらい景観が悪くなる。
オランダの風車のようなものを想像してる人もあるかも知れないが、あんななま易しいものではない。
風っていうのは壁面乱流の対数則から
  v\sim\log z
なんですよ。*1だから風車のプロペラはなるべく高い所の方が良いんですよ。なんで、風邪の強い谷間の風光明媚だろうなあと思われる場所にえれー高い棒っ切れが立ってて、そのてっぺんに小さめのプロペラがくっついてんの。
もうね野暮なんてもんじゃない。
一応景観に属するものなんだからデザインとかもっと考えろよとか思うんだけど、そんなのお構い無しのダサさ。
水力発電でも昔の石造りのダムとかならまだかわいげがあるが、コンクリの塊から電線が出てるのは何となく許せない気分になる。今の水力発電の風車っていうのは後者の感じですな。
あとはエコエネルギーもいいけど、あれって場所をすげー食うんで、あんましいい感じはしない。このイギリスの計画もすげー裏目に出そうな感じがプンプンするっす。なんつーかね、太陽のエネルギーっていうのは地球上に薄く広く分配されてるんで、それを回収するなり集約するには広目の面積を取らないといかんのですよ。簡単にいうと。
なんでエコエネルギーしか許さんとなれば地球上全部が太陽光発電のパネルと風車と水力発電気になるんすよ。
その点化石燃料は過去の遺産が凝縮されてるんでそれ程広い面積はいらない。
どっちがいいんですかねえ?

*1:導出はReinolds方程式を混合距離理論を仮定して解くと出てきます。きっとこの日記のどこ化に導出があるはず。