東大地震研の日本沈没についてのQ&Aが面白すぎる件について

東大の中の人も中々クオリティタカスですね。まあ僕は研究室のサイトを作るなんていう面倒な仕事はやらないできた訳ですが、好きな人は好きなんだろうなあ。っつーか初心者に色んな物を噛み砕いて教えるのって中々手間が掛かって大変なことなんですよね。特にドキュメント書くのは中々手間のかかるものです。この日記みたいにgdgdと書き付けるだけなら雑作も無いことなんですがね。
っつーことで、実は先生は大変なのですよ、きっと。特に教育熱心な先生はな。毎年毎年授業の内容をマイナーチェンジするし。その上研究もするし。いい加減な人はいい加減にやるけどね。高校の先生の場合も生活指導とか部活の顧問になったりとかしたら大変なんだろうなあとか予想してみる。
で、面白かったのを幾つか引用すると、

Q9.どうして(映画が)こんなにおもしろくないのですか?
A9.映画がおもしろいかどうかは多分に主観的・直感的なものです。当研究所としては、「直感とイマジネーション」を尊重しながらも「客観性と再現性」によって検証できる質問に回答を限らせていただきたいと存じます。どうぞご理解下さい。
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/filmnc06/qa009.html

まあ僕は映画を見るのが苦手な人なんで、映画の評判は知らないんですが、スピリッツで連載してるのは面白いと思います。

Q18.作中、田所博士が助手の幸長に命じて日本沈没までの残り時間を試算した場面がありますが、その時に研究所のコンピュータに表示された数字の内容が気になります。映画を観ているときは気にならなかったのですが、パンフレットの表紙にもこの数字の一部が掲載されているので、興味を持ちました。併せて、田所博士が黒板に書いた数式の意味も教えてくれると嬉しいです。
A18.映画の中で、コンピュータの画面に出てくる数字に特に意味はありません。私たちも(私だけかもしれませんが。)コンピュータに計算をさせるときに途中の数値を画面にどんどん表示させていき、計算が順調に進んでいることを確認することがあります。そのイメージで、映画のスタッフが画面を作りました。計算をしている最中には画面を数字が流れ、計算が終わった後に日本沈没の様子が画面で表示されるという雰囲気を出したようです。
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/filmnc06/qa018.html

これとか良いっすね。何か現場が分かる感じですね。俺もこれは良くやります。

Q23.田所先生のような「地球科学博士」になるには、どうすればなれるのですか?それ専用の試験などがあるのですか?それとも、大学で受けるのですか?
A23.「博士」とは、ある専門分野について、ある水準以上の研究能力があると認められた人に与えられる称号(博士号)です。具体的には、大学を卒業した後、博士課程のある大学院に進学し、研究に関する指導を受け、博士論文を大学に提出して認められれば博士になることが出来ます。ただし「博士」というのは称号で、職業ではありません。なお地球科学を専門にした場合、通常は理学博士または博士(理学)の博士号となります。
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/filmnc06/qa023.html

博士になるための方法をちゃんと解説してあるのが妙にリアルですね。実際田所先生はなにで学位取ったんだろうって感じです。
そして東大地震研の日本沈没についてのFAQページは、

http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/filmnc06/eri_qa.html

です。