日本の水資源は少ないらしい

日本の年平均降水量は1800(mm)で、世界平均からすると倍くらいあります。我が茨城県は1200(mm)とかそんなもんだったかな。
そういう訳で日本は山紫水明の国と言われてるように水は沢山ある。と思いがちですが、そうではありません。という話がこちらに書いてあります。

http://chacham.iza.ne.jp/blog/entry/153374/

定性的な話をすると、急峻な国土を有することにより、雨が降ってもすぐに海に行っちゃう訳ですね。あとは人がやったら多いんで、一人当たりにすると世界平均と同じくらいになっちゃう。まあこんなのはそういうような計画系の所に行くと良く聞きます。土木とか農業なんとかとか。
それとは別に「21世紀は水の世紀である」とか言われてたこともありました。20世紀は国土や資源を争ってた訳だけど、それよりも人口爆発だとか、資源の枯渇で水が少なくなって戦が始まるんじゃねというのが前世紀末に言われてました。特にオイルマネーを持ってる国々は石油あるから水買うとか、水貿易だとか、なんかそんなことも起こるんじゃねとか言われてました。
水は我々の生活に欠かせない物質です。
水がないと、便所行ってうんこしたあとも流せないし、そもそも生命の維持には不可欠だし、農業でも沢山使います。特に日本の要に田んぼを使って収率の良い農業をやろうとすると灌漑設備を作って、水をそれこそ湯水の要に使う訳です。工業的な所でも洗浄とかいったら結構飛んでもない量の水を使います。
またボットン便所から水洗便所への移行などに代表される、生活様式の変化や、工業化により水需要は世界的に高くなってくんじゃね?そしたらヤバくね?とか言われてました。
でも21世紀に入ってそろそろちょっとですが、未だに水関係で世界で揉めてるって言うのは聞きません。
何でだとなると、そもそも水って資源としては安過ぎて取引するまでもない訳なんですよね。少なくとも水を貿易の対象品目にすることはペイしないと。だってコンテナ1個で100円(詳細な値段は忘れたけど、石油の1/10とかそういうオーダー)とかのものを輸送するっていう方が狂ってるんですよね。国家間の取引では。そういうことで海を渡って水を取引するっていうのはなさげ。国内的には、我が茨城県の事例では、我が茨城県は慢性的に水が足りないので霞ヶ浦からパイプラインで水を筑波山の裾野の各自治体に送っています。更にそのうち水戸の方から霞ヶ浦へ水を送るパイプラインも設置される予定です。賛否は置いといて。当然多寡が水ごときにパイプラインかよっつーかそれって(ryとかいう声もあります。当然。
でも足りないんでしょ?となる訳ですが、実は水は食い物とか工業製品の形で取引されてるんですね。という話です。水を輸入して、そこから製品作るよりも、製品の形で買っちまえば良いじゃんということです。例えば米1(kg)買ったとしたら、その米作るときに何トンだとかの水が使われてる訳です。そうすると実は米買うのと同時に水買ってることになる訳です。
そういう風に水を直截的に買うんでなくて、間接的に取引することで世界の水不足の危機はちょっとだけ柔らかくなってるかもしれないですねという話があったりします。こういうのをバーチャルウォータートレードとかいうらしい。そのうち有名になるんじゃねーかなあ。一部の人たちの間で。
因みに日本は純粋な収支では水は足りてることになってますが、農業製品まで考えると海外から相当水を輸入してることになってます。そういう視点で見ると日本は既に水不足らしい。でもそれを金で何とかしてる状況らしい。中国はどうだっけな忘れた。
まあそういう話もあるらしい。