スペルミスは致命的だ

ボスの投稿しようとしてる論文に突っ込みを入れさせられてるんだが、致命的なスペルミスがあった。
俺はそのスペルミスに1週間ほど気がつかずずっと自分の計算のやり方が間違っているのだと思ってました。
要するに複素数で決められる波数αで何かしらの関数を積分するときに積分値をIとして
  \Large I=\Bigint d\alpha \vspace{5mm}\frac{e^{ix\(\alpha^2+\alpha+C_1\)}}{\(\alpha -C_{s1}\)\(\alpha -C_{s2}\)}
という関数を積分しなくてはいけなくて、誤差関数らしきものがあって極が二つある出鱈目な積分なんだが、そんなもん直接的には積分できないので、Cauchyの有難い積分定理を使って変数変換して積分するんだが、そのときの変数変換を
  \beta\equiv\alpha -\alpha_s
として、少なくとも被積分関数の中身をただの誤差関数の形
  I=\Large \Bigint d\beta \vspace{5mm}\frac{e^{ix\(\beta^2+a\)}}{\(\beta -a_{s1}\)\(\beta -a_{s2}\)}
みたいな形にして、でも積分はα平面上でやらなきゃいけないので、その積分経路をβ面上に落としたらどうなるかを議論するべきところで、俺はずっとβ平面上でダイレクトに積分するものと思ってた。っつーか原稿にそう書いてあったんだもん。
まあ確かにβ面上でいきなり積分しても解析接続したことにはならないんで、そんな勝手なことしても良いのかという疑惑があったのだが...
まあ気がついてよかった。