シランカップリング

シランカップリングした試料は思いのほかツルツルしてて、接着剤すらくっつかない。
えらい難儀して取っ手を取り付けたっす。でもすぐもげそう。
これから本実験っす。
あと2本で終了する見込み。
なんつーか実験の結果から不愉快な界面が実現してることが分かりました。これからどういう方針で実験をしようか?炭酸水の中でKelvin凝集みたいなことをやってみようか。
あとなんつーか、アセトンくらいなら大概の有機汚れは取れることが分かった。
今までアルコールで頑張って洗ってたんだけど、そんなのもアセトンなら楽勝。一応シラン化した試料は僕が使ってるのに限ってはクロロホルムまでには耐えられるようなので、よくよく考えりゃあアセトンくらいじゃあ落ちないわな。っつーか共有結合がアセトンごときで剥がれてどうするってかんじだ。っつーかもっと早く気づけよ俺。
あと冗談まじりですが、クロロホルムはちょっと嗅いだだけじゃあ失神できません。
僕の直感だと、あれは少なくとも15秒は嗅ぎ続けないと失神できません。
よくハンカチにエーテルだとかクロロホルムだとかを染み込ませて失神させて誘拐するとかありますが、直ぐに揮発するし、粘性係数も表面張力係数も水とは違うので映画とかのように上手くはいきません。
そんな劇薬を購入して住所とかの情報を残して、また揮発性とかなんだとかの難点をクリアしてまで使うほどの眠り薬じゃあないです。
そんなことするくらいなら薬なんて使わないで殴りつけたり首を絞めたりして気絶させた方が簡単そうです。
でも一応劇薬指定はそれなりに理に適ってるというか、体に適っているというか、そんな感じです。
確かにアルコールは可愛いもんです。
吸ったって大したこたあないっす。あーこれが普段俺が飲んでる奴か位なもんで。
アセトンは、ちょっと吸うと猛烈に嫌な感じです。鼻の奥まで突き抜ける感じです。
でもこれも30秒くらいなら耐えられるでしょう。
でもクロロホルムトルエンはマジヤバいっす。
どっちもちょっと嗅ぐと鼻の奥を通り越して脳天まで突き刺さる不快感を感じます。流石にこれ数くらいなら息止めるはってかんじっす。やっぱ毒劇指定は伊達じゃないっすね。