かれこれ15年くらい前にNHK日本百名山とかいう番組が放送されてました。
それってば深田久弥百名山を題材に毎回毎回そこで取り上げられてる山を紹介する番組でした。景色が綺麗で、結構凝った作りだったのと、俺も親父も山登るので毎回見てました。で、その頃からどうやら中高年といわれる人達も山に登り始めたようで、山にいっても昔から登ってたわけではない人達と会うようになった気がします。
それでまあそういう人達は往々にして百名山巡りとかをするわけですが、如何せん体力が無いし、登ったといえども素人に近いものがあるので、遭難することが多いようです。とかいうのを小屋番の人に聞きました。あとは中高年の登山者で何が嫌かって、集団でいることが多いんですが、往々にして五月蝿かったりするんですよね、小屋でも電車の中でもバスの中でも。集団心理が作用するんだか知らないけど、電車の中で酒盛りとかマジ勘弁してくれと。別に酒飲んでも良いけど、あんまし騒がないで欲しいもんです。
中高年の登山をとやかくいう気はないんですが、取り敢えず自分のスキルと体力を考えて常識的に行動して欲しいものです。あとは年間の山での事故の半分以上を中高年の人達のものであるという事実を踏まえて決して山登りは安全ではないということを知らしめるべきかと。普通に死ぬしな。とりわけ高山病とか平地では考えられないようなことがあることや、鞍部で荒れると吹きとばされて滑落したりとか、何かの事情で小屋につかなくて、微バークして下手したら凍傷とか、危険なセクションで足を滑らせて滑落死するとか、普通のスポーツに比べて死に至る事故が異様に高いことをもっとアピールするべきだよなあ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061102-00000059-mai-soci

あと百名山とかいうといかにもミーハーな感じがしてちょっと嫌だなあと。確かに良いところが紹介されてはいるけど、無理に選んだような所もあるし、別にそれに拘らなくても良い山は沢山あるしと。
まあ百名山から外れるような所は静かだし良いもんだからそういう人が来なくて静かだというメリットもある。