善光寺の狢灯籠とむじな地蔵

そういうことで先週末また長野に行ってきました。
旅行に。半分は旅行じゃないけど。
長野市ね。
夏にも行ったし、9月にも松本に行った。今年だけで長野県には3回も行ってるなあ(´∀`*)
お袋が長野市の中心の方の出なので、その辺に行きました。どうやら昔は長野駅の前、その後、善光寺の裏の方にすんでたらしい。
長野市といえば、千曲川犀川が流れてるとかいうあれですが、昔は善光寺の周りにしか町がなくて、信越線より南は農地が広がってたらしいです。信越線は長野市の中心部を南西から北東に横切ってて、長野駅から北の方向に善光寺があります。概ね善光寺から長野駅までが昔の中心街だったらしいです。
そして裾花川という川が善光寺の西の方に流れてて、その昔はその辺は高級住宅地だったらしい。でも全部お袋のいうことだから余りあてにならない。
それで牛に引かれて善光寺じゃないけど、善光寺にお参りに行きました。毎度毎度行ってるので、写真なんて撮らねー。
参道を歩いてたら、脇にある旅館の中で何かの展示をしてて、そこにむじな地蔵尊とかいうのがありました。
善光寺の狢灯籠に関連してるらしい。むじな地蔵自体は去年だか一昨年だかできたものらしいけど。







その昔、あるむじなさんが安房の国から、善光寺参りのお講に混じって善光寺にお参りしようとして人に化けて参加してたらしいというのに始まります。そのむじなさんはとても信心深かったらしく、善光寺に石灯籠を納めようと思ってたらしく、それをお講で一緒になった人に喋ってたらしいです。
それである日のこと、宿でお風呂に入ってるときにむじなさんはうっかり人に化けてるのを忘れて、むじなの姿のままお風呂に入ってました。
そしたらそれを宿の人に見られてしまい、むじなさんはダッシュで逃げたらしいです。
次の日、善光寺に石灯籠を寄進したいと言ってたのはむじなさんが化けた人だったんじゃないかということが分かって、そのむじなさんは居なくなってしまったけど、善光寺にはむじなさんの寄進した石灯籠が置かれたという話です。そしてむじな地蔵はそのむじな灯籠に因んだものらしい。日本の民話はどこか間抜けだなあ。狢が善光寺参りって何だよw
まあ観光らしい観光はこのくらいしかしてない。
あと善光寺の裏の湯福神社に行った。







何か静かな神社だった。善光寺の裏の、箱清水の方。
そして八百屋さんは国産のイナゴを大量入荷したらしい。