ベーシックインカムとか

常々思うことは、ここまでいろんな技術が進歩しておきながらなんでまだ我々は斯くもハードに働いているのだろうということで、だれか、どっかのバカが仕事のための仕事を作ってるんじゃねーかということです。過去数十年で諸々の計算機関係のシステムの技術が進歩して、諸々の手続き関係のお仕事というのは随分と簡単になったりしたと思われるもののなんでまだこんなに仕事があるんでしょうと、思うのです。
そもそもコンピューターだとか、様々なシステムと名のつく物は人間の仕事を楽にするための物だった筈なのに、何でそれらが導入されても俺の仕事は減らず、寧ろ増えてるんだと。昔々、さる有名な物理学者は、世の中が随分と進歩して、ロボットだとか、計算機だとかが人間の代わりに仕事をしてくれる時代になれば、週に20時間働いて、あとは余暇に時間を費やせるんじゃねとかいってたこととか考えると、なんでこうなってしまったんだろうと思わざるをえません。
大体からして、色んなシステムとか、導入して、導入した担当者の仕事がなくなって、そいつクビとか、そういうこともあり、計算機の進歩なんていうのは人間の仕事を奪う代表的な物だのに、なんで人間の仕事は一向に減らないのかと。


働かざる者食うべからずという有史以来の悪しき道徳が未だに根強いから、働いてない奴に金を払うのはまかりならんということなんでしょうけど、本当にそうなのですかね。そいつが働くと寧ろ他の奴の仕事が増えて手に負えないので、寧ろお前働かないでくれみたいな事例もあると思うのですよね*1。大体エコポイントだとか、エコカーだとかに始まり、何だか何してるんだかわかんねーようなのがよってたかってかね踏んだくったりして、お前えら本当にその仕事必要なのと、五月蝿いから、黙っててくれみたいのって結構あると思う訳です。そういうのって、金呉れてやるから家で大人しくしててくれみたいな余計な物が多々ある訳です。
一方で、担当者レベルでは仕事は一向に減らず、寧ろ訳の分からん書類書いたりだとかで、本来の仕事とは関係のない所で時間をとられて腹立たしいことしきりです。あいつらが例えただで金を貰ってていても、家でゴロゴロしていて、黙ってさえいてくれれば俺の下らん書類仕事のおかげで食われている時間が週に10時間くらいはリカバーできる筈なのですよ。その分、俺も家でゴロゴロできるのです。
でもそれじゃ金稼げないじゃんとかいうけど、そんなの昔に比べれば、ロボットとか、計算機が代わりに働いてくれてるのですよ。ので、昔程は人件費がかからない筈なのです。のに、何故か、どういう訳か、仕事は減らないのです。
そんな仕事せんでええから、その分余った金をバラまいて、開いた時間を余暇に回そうとかそういう健全な方向になんでみんな思考が向かないんでしょうか。
それもひとえに、「働かざる者食うべからず」という有史以来の悪しき道徳が未だに跋扈してるからなんでしょうが、人の代わりにロボットが働いてくれて、人間は楽できるという僕らが描いた未来はもう近いというのに、まだ仕事が奪われるから一生懸命仕事を作ろうとか考えるのは些か滑稽に思います。いっそのこと、世の中色々と便利になって、余剰が増えたんだから、その分余暇に回そうぜとかの方が良いと思うんだがな。
そして、その先にベーシックインカムというものがあるのだろうなあ。と思ったりした。まだ詳しく調べてないので、良く分からないけどな。

http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51562616.html

*1:こういうことをあからさまにいうと反社会的であるといわれかねないのであれですが、なんちゃらの監査だとか、その最たる物で、会計監査だとか、ISOの監査だとか、その手の業界団体が世界規模で自分たちの仕事を作るために仕組んで、世界中の会社から金を巻き上げてるとしか思えんのですよ。身近な所ではTOEICとかもそうだし、なんちゃらの認定とか、大概碌なもんではない。大体日本人も車検という制度が碌なもんではなくて、金を巻き上げるための期間だとみんな思ってるのに、その他のものに対して同様の感想を抱かないのか甚だ疑問である。