実験屋と理論屋の下で

どうやら僕は実験が苦手らしいことが判明した。
少なくとも得意じゃない。
そりゃあ自転車も自動車も「走って、曲がって、止まればそれでいい」とか考えるようないい加減な奴が時には職人レベルの繊細さを要する実験なんぞに向いてるわけがない。
そもそも実験っていうのはある程度目星がついたら残り全部のデータがいつでも取れると思ってしまうのがよくない。僕の場合そう思った時点で実験に対するモチベーションというのは限りなく0に近づいてしまう。
かといって科学上の何らかの新しい発見というのは往々にして実験から見つかって、それを数式をこねくり回して説明するものなので実験が出来ないと話にならない。
どうしたもんかね。