景気悪いっすね

Nunoさんと夕張市財政破綻して、市役所の職員が給料しょっぴかれて大変とか言ってるらしいとかいう話をしました。未だ給料をもらう身にすらなってない俺からしたらどっちも極楽のような話ですな。大体何が楽しくて(ryとか言いたくなるけど、それは好きでやってることなので放っとく。

夕張市の給与カットについて

確か市役所の職員の数を減らして、給料も減らして、財政支出を圧縮するとかいう話だったよな。学校の数も減らすとか。北海道で学校減らしたらすげーことになりそうだなあとか思った記憶がある。大変だなあとか思ったけど、まあ身近な話じゃないんで、あんまし興味もなかった。
そもそも何でこういう話になったかって、地方債の格付けがどうとかいう話で、バックに国がついてるぜとかどうので赤がすげー出てもみんな安心して買ってたらあっと驚くため吾郎みたいなシナリオだった気が。
まあそういうのは良く分からないんでそれも放置。
それでテレビで夕張市の今後の財政の方針を見たときに、何となくドッジラインとシャウプ勧告を思い出した。まだ身に染み付いてる日本史の知識が呼び出されたらしい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ドッジ・ライン
http://ja.wikipedia.org/wiki/シャウプ勧告

ドッジラインとシャウプ勧告は戦後すぐの日本の経済政策の根幹をなしてて、2本立てで成り立ってた気がする。ドッジ・ラインはそれまでやったら戦費調達で国が借金してたのを財政支出を減らして、歳入と歳出をプラスマイナス0にする超均衡予算を組むとかいうのだったなあと。それでインフレを抑えたとか。でもこれもなんだか副作用があった気がするけど、覚えてない。
シャウプ勧告は戦時の複雑な税制を修正するとかだったなあ。その2つでそこそこなんとかなって、その後は朝鮮戦争の特需景気で盛り上がったとかいうお話だった気がする。でもまあこういう無茶苦茶なことしないと
まー関係ない話だけど。
それで、夕張市の場合は生活保護で受給できる金額の方が給料よりも上回ってしまうとかいうのでどーたらこーたららしい。

手取り、生活保護以下? 夕張市職員 来年度からの給与削減で
三十代後半の事務系男性職員は十一月下旬、市職員労組がつくった新賃金の表計算ソフトで、来年度からの自分の給与を試算してみた。妻と小学生以下の子供三人との五人暮らし。期末手当や家族手当を計算に入れても住宅ローン、保育料などを差し引くと平均月額十九万円そこそことなる。
男性が仕事を辞めて生活保護を受給した場合、一家の受給額は月額約二十五万円になる。医療費や保育料、住民税は無料で、自宅を引き払った場合、アパートなどの住居費補助も別途加算される計算だ。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061228&j=0022&k=200612275719

ローンと保育料さっ引いて19万そこそこかよと。給料減るっていっても結構貰ってんじゃねーの。
まあでも30代後半だから良く分からん。
で、生活保護が25万だけど、色々無料になって、住居手当も付くらしい。
なんつーかこれって単純に比較の問題だけからいうと生活保護が出し過ぎなんじゃねーのと。まあ仕事に就けない人も居るんだろうから何とも言えないけどさ。でも生活保護の申請させないとかいうので一時期話題になってたよな。
まあ確かに大変だろうし、今までの給料よりも減るっていったらそりゃ敏感になるだろうけど、そこまで小五月蝿くいうべきことなのか今一つ納得いかない。新聞的にはこういうのはきゃっチーに書いた方がネタになるから良いんだろうけど。それでも行政の無策でそういうことになったんだからしょーがねーんじゃねーの?

ホワイトカラーエグゼプション

エグゼプションって除外っすね。結構前から話題になってますね。
これまで不景気とかいわれてから散々リストラして、人件費を圧縮するのに派遣とか使って平均的な給与が下がったけど、今度は正社員からぶっ叩こうっていうので色々と言われてますね。
でも世界的に経済活動の範囲が広がってきて、企業買収も国際的に行われてて、仕事そのものを給料の安いインドとか中国にぶん投げちゃうとかなって来てる訳で、そこでふんぞり返ってて、給料下がんの嫌だとかいってて良いのかってことですね。そんな金かかる日本の企業になんて出さねーよってなるでしょうよ。
何で高い金払う買うって、それだけ付加価値があるから高い金を払う訳ですよ。で、その付加価値を付ける能力がこれまで日本人しかできないといわれてきた訳です。なんだけど、中国とかインドとか経済的にも発展してきて、スキルのある人も増えてきたとなった。それで中国とかインドでも日本と同じような知的労働に従事できる人が居るってなったら生活コストがまだ安くて、人件費の安い方に仕事は行くでしょう。
となったら、生き残るには安く上げるように努力するか、給料下げるか、更に付加価値の高いものを作るしかない訳ですよ。それで、どーせそのどれか1つだけでなんとかなるわきゃないんで、給料下げるっていうのもこれからの世界的な競争の中じゃ甘んじて受けなきゃいけないんじゃないでしょうか。とか働いてもいやしねーのにいってみる。
でもゴネてゴネてゴネまくって最後に何も無くなるよりはマシだよなー。そしてこの辺は分裂勘違い君劇場でやってたな。

http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20061227/1167212479

それでホワイトカラーエグゼプションが通ったらしいけど、これはこれで妥当な話なんじゃないかと思います。これまで貰いすぎてたんじゃね?良くわかんねーけど。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20061227-OHT1T00167.htm

重役エグゼプション(追記)

あとあれだ、「重役エグゼプション」とか、「スーツ族エグゼプション」も付けようぜー。
色々と流動化が進めば重役も日本人でなくても良い訳だし。特に日産に於けるカルロスゴーンの成功例に見られるように日本企業には日本人の役員っていう組み合わせで成功する訳でもないしな。重役の方々も能力に見合った給与体系にすればいーんじゃねーの?下っ端だけぶっ叩いて手前ーらだけいい給料貰ってたらそのうち暴動が起こるぜ。
そのうち会社経営自体を海外の人件費が安くて、パフォーマンスの高い企業に投げるとか出てきたりしてな。まあこりゃヨタ話だけど。
まあ皆でそろって貧乏になればいーんじゃねーの?そうすりゃ文句ねーだろ。