シリコンナノチェーンからカーボンナノチューブ

カーボンナノチューブがそれなりに流行ったと思ったら、シリコンナノチェーンとか、材料の世界は進歩が速いので良く分かりません。確かにシリコンならSiO2とかなって、鎖が出来そうではあるけど、どうなんだろう。ただの珪酸になるのかも。
そしてどうやらシリコンナノチェーンというのは自己組織化する機能があるらしい。美しい。
材料とか物性って、ガリガリ実験するさながら実験土方のような泥臭さと、固体物理のような理論的な流麗さが混在しており、それらの境界が極めて曖昧な所が大変魅力的である。そして統計物理って楽しそうだな。学生のときにもう少し勉強してたらよかったのかも。
さらに、シリコンナノチェーンの表面にカーボンが付着して、熱を加えるとシリコンナノチェーンは蒸発して、外側のカーボンナノチューブができるらしい。が、しかし、シリコンナノチェーンの形成過程での自己組織化の過程でその径が熱的な条件だかで不均一になるらしい。大体径は10nmくらいとからしい。
しかしこの手の自己組織化の現象とか、どうやって計算するんだろう。流体ならまあ適当に安定条件とか調べて、計算機回すんだろうけど。

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http://tem.phys.sci.osaka-u.ac.jp/topics/nanochain-j.html