この世界に潜むスケーリング則とか

植物生態学の世界では木の高さと、森林の木の数だか、密度の間の関係が4/3乗の関係で結ばれるとかいうのがありまして、受けた授業の中で見た数式は精々こんなもんで、この根拠になる理論とかどこにあるんだろうと気になったものの、さっぱ出てこないのでげんなりした記憶があるけど、そういう訳で、山火事は消化しても詮無きことという結論が出たらしい。アメリカで。
アメリカ人もこういうところは思い切りが良くていいよなあ。と思います。ちょっと羨ましい。
あと、戦争についてもこの手の法則があるらしい。
流体力学の世界では次元解析からKolmogorovのベキ乗則とかが提案されて、それが後年Yakhot & Orzagの繰り込みの理論で運動方程式にあるソースを足したものから出てきて、形式解と言えどもそういうベキ乗則が出てきたというとても美しい経緯があり、同じように統計力学の世界でもその手のベキ乗というか、スケーリング則を理論から得られるという例が多くあり、この辺はその世界に算数が得意な人がどの位いるかというあれになるのかなあと思ったり、所詮は理論なんてそんなもんかと思ったりする今日この頃。それにしても朝永振一郎先生はすげーなーと思うのです。

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