白馬行ったお

白馬行きました。
前回鳳凰三山に行ったときに下の青木鉱泉で、秘境の温泉(・∀・)イイということに気づき、じゃあ白馬には鑓温泉があるじゃねーかということで、温泉に入るために白馬まで行きました。
白馬は大雪渓がとっても有名な訳で、実際あそこから登って鑓温泉小屋が結構メジャーなコースだとは思うのですが、大雪渓なんて行っても人が多くて、蟻さんの行列みたいにgdgdgdgd登るだけで、景色白いだけだし、雪寒いし、滑るし面白くも何ともないので、今回は栂池から大池に行って、そっから白馬、杓子、鑓と白馬三山を登りました。まあこの時点で氏ねるコースな訳ですがね、10年前に同じコースを結構楽勝な感じで行った記憶があったのでそのまま同じコースを行きました。結果的に申しますと、山は変わらないものの人の年齢は変わるもので、体力が衰えたらしくかなりgdgdな感じですた。ちょっと反省してます。



栂池から大池の間にある微妙な雪田。その他に栂池周辺には小さい湿原が沢山あって景色がとっても良いです。

白馬大池白馬大池は標高2500mの場所にある大きめの池です。
山がちょうどすり鉢状に削れて、そこに周りの雪田からの雪解け水が流れ込んで池になってる模様です。

本当は一日目に大池を通り越して白馬まで行く予定だった訳ですが、出るのが遅かったので大池で泊まりました。
そして10年前に行ったときは大池の景色が良すぎて、泊まりたくて泊まりたくてしょうがなかったのですが、白馬に泊まることになってたので、後ろ髪引かれる思いで昼飯食ったら後にしました。10年経って念願叶い、標高2500mの湖畔のリゾート、白馬大池に泊まれることになりました。


水が無茶苦茶奇麗です。遠目の方はエメラルドグリーンな感じです。すげー。

風が吹くとさざ波立ちます。とんがってるのは非線形性が卓越すると現れる現象な訳ですが、発展方程式を解いてこういう波形を叩き出した研究があったかどうかは微妙。
安定解析はあった気が。そして山まで来てこんなこと考えてる自分は人間的にかなりダメダメな感じだと思いました。

岩にしめ縄。
日本的な光景ですな。

雲の高さにある池。
ちょっと考えると仲々シュールな光景です。

大池の周りの雪田から流れ込む雪解け水が作る小さい湿原。神々は細部に宿る感じです。



二日目は大池から鑓温泉小屋です。
後で考えると仲々無茶な計画だった訳です。でも時間無かったしぃー。しょうがないじゃーんと。
大池から白馬までは結構良い感じで行ったのですが、そこら辺で心が折れそうになり、杓子を巻き道でスルーして鑓にワープしました。
その後ドバッと降りて鑓温泉小屋を目指すのですが、この時点で結構頑張らないと何があれな感じだったのと、温泉でテンションが上がってたので高校生の頃にやって封印した下山ダッシュをしたりなんかしていっしょに行った人たちをおいてけぼりにして禿げしく顰蹙を買いました。
温泉でテンションがあがってやった。今は後悔している。


白馬小蓮花から大池。
雲より高い場所に池があります。

白馬の手前でオコジョを見つける。岩の隙間の穴を住処にしているようです。すっげー小さかった。

杓子の手前の鞍部から白馬。白馬は岐阜県側がなだらかで、長野県側が物凄い勢いで切り立ってます。っつーか、長野県側、壁。マジ氏ねる。
そして岐阜県側と長野県側で植生が全然違うのが素敵な感じ。

コマクサ。唯一名前と実物が一致する高山植物です。

鑓温泉の手前から白馬鑓。



鑓温泉には足湯がありました。
風呂入る前にそこで疲れた脚を浸してシヤワセな気分になりました。っつーかあのお湯の量はおかしいです。あれだけあれば軽く町起こし出来ます。
そして標高2100mの、源頭の高度が恐らく日本一の温泉に入って、晩ご飯食べてそのまま寝落ちしました。つかマジ疲れた、この日。そしてカモシカだった頃の自分を思い出したものの、今の僕にとって下山ダッシュ界王拳5倍程の肉体的ダメージを伴うものだったらしく、その後お風呂以外どーでも良くなりました。


次の日は鑓温泉から猿倉なのですが、ここが実はこのコースの一番氏ねるコースだったりします。
3回くらい小雪渓をトラバースするのですが、そこの悉くが落石が無茶苦茶多いおっかないセクションだったりする訳でして、全員が一辺にくたばることないよう距離を置いて恐る恐る雪渓を横切ります。
で、そこから水場にでると後は楽勝で、gdgdあるってると猿倉につきます。


鑓温泉小屋。冬は雪崩で流されるので、シーズンが終わると解体して下界に運ぶようです。
人間の温泉を求めるパッションは物凄いものでして、そうまでして小屋を作っても十分施設としての有用性が発揮できる程人で溢れ返っております。

氏ねる雪渓のトラバース。落石の形跡が沢山ありまして、音立てないように横切ります。

実家の馬鹿犬。洗濯物の臭いを物凄い勢いでかいでます。汗の香りが好きなようです。馬鹿です。