大学も大変ですというはなし

大学ネタを2つほど。

大学という場所が随分変わってしまったねという話

大学の教員は時間給にしたらえらい安くなって、んなもんやる気がなきゃやってらんねーよヽ( `Д´)ノっていうのは聞いたことがあります。まあのめり込めて、寝食を忘れてできるような仕事wしてるのだからそのくらい当たり前じゃんとか、自分に酔っぱらってる感じもするんだけどまあそれはまた別の話。
んで、大学も株式会社的になって、教員を給料以上の仕事をしてもいいよという方向から、給料分の仕事はしろよって方向になったらしいです。なりつつあるとか。そうなのかもしれない。
で、これまでは給料以上の仕事をする人が多かったので、そういう方向で行くと大学の教育の質が落ちるんじゃねとかそういうことらしいです。なんともはや。まあでも世間も学生も余りお勉強には期待するところなんてないと思うので、お客さん的な満足度はそれ程下がらないんじゃなかろうか。その後はどうか知らないけど。

http://blog.tatsuru.com/2009/02/07_1629.php

そういえばどう考えても給料以下の仕事しかしていないあの先生はどうされたんだろうか。
人畜無害であるということは教授会ではそれなりに高く評価されるのか、それとも後ろにいた大先生の七光りがまだ効いているのか。これから先大変だろうなあと思うのだけど、ああいう何もしない人に対してこれからの大学はどう対応していくのかちょっと興味深いです。

博士について

博士についての欧州とかアメリカと日本の違い。
日本では研究者になるために学位を取って、アメリカでは学位を取るために研究をするらしい。ということはアメリカでは学位を取ると何かしらいいことでもあるのだろうなあと。
例えば就職に有利とか、給料が上がるとか。これは勿論インダストリアルでの話。欧州ではそれなりにアカポスもあるところにはあるとかないとか。
日本では給料は大して変わらないことが多い。ので、学位を取る目的が研究するためってなるのですかね。その辺の博士という称号を持ってる人の事情については日本と諸外国の比較した物を知ってる訳ではないので勿論憶測の域を出ないのだけど。まあ日本じゃ修士出ても年齢分しか給料上がらないと言われているし、そんなもんなんだろうか。
日本では修士以上では研究っぽいことをするけれど、欧米では修士はテクニシャンで、博士がエンジニアとかそういうことらしい。そして、欧米のエンジニアは飛行機もエコノミーとか乗らされると怒るとかなんとかそういう話も聞いたことがあったりなかったり。
日本では明治以降だか、終戦以降からか階級という考え方が薄くなってきていて、それが広く行き渡っているので、優遇もしないし冷遇もしないということか。欧米ではそれなりに階級的な物の考え方がほんのり残ってて、それが仕事にも反映されているとかそういうことでしょうか。まあ一部の人達が言うように、日本では専門知識を持った人間について敬意を払っていないとかいうつもりはありませんが。
あと、会社にいていいと思う点は下っ端は予算とかについてそれ程気を使わなくてもいいということと、教育関係というか、研究関係には会社の金で行けるとかその辺。面倒な手続きとかないし、俺のいるところは上司もそれなりに理解を示してくれるし。
アカポスだと若いうちから自分で金引っ張って来いとかいわれて大変だなあと思うのです。その分の時間を研究に使えばいい物を。まあそれはそれでいいこともあるのかもしれないけどどうなんでしょう。ただ年齢にあった脳味噌の使い方というのもあると思うのです。

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