Huerreさんの論文

フランス人とかロシア人は応用数学に強いらしく、やったらと応用数学(流体力学)についての書き物をしている。で、ボスから、「とっとと読みなさい」とお叱りを...だって難しくてわかんねーんだもん。しょうがねーじゃん('A`)。
でもって、線形問題では演算子固有値を入れ替えることが出来るので、分散関係式Dの引数を波数と周波数から、微分演算子に変えるだけで微分方程式が出来る*1。がしかし、依然としてOrr-Sommerfeld方程式の分散関係式の表現が分からないので、取り敢えずその辺は曖昧にしたまま、時間発展と空間発展の激しさをSとして、波面をψとすると、なんとなくこんな感じの方程式が立てられる。
   D\(-i\frac{\partial}{\partial t},i\frac{\partial}{\partial x};R\)\psi (x,t)=S(x,t)
で、ここでの仮定は「決定論の公理」*2でもってこれを波数空間で考えることで不安定性を考えるらしい。
要するに擾乱というのは波で与えられるので、波を波数空間で見ることで不安定なのか安定なのかを判別するっぽい。

*1:何か量子力学っぽい。

*2:連続体力学は大体そうだけど、閉じた境界条件の中での流体の振る舞いはそういう風に扱えなくなることもある。擾乱がフィードバックされることがあるので。英語では"Axiom of Determinism"らしい。っつーか俺は英語の方しか単語としては知らない。