足立区が学校のランク付けを取り止めるらしい

ちょっと前に話題になった試験の平均点が良い学校には重点的に予算を配分するとかいうのが取り止めになったようです。俺様の生まれ育った足立区といえば格差社会の最下層としてか、犯罪関連でしか報道されない、筑豊と並ぶ日本のヨハネスブルク*1です。
足立区は未だに貧しい家庭が多いので区民税が高いし、生活保護を受けてる世帯も多いです。まあうちの近所の家じゃ、「お上の世話にはならん」と生活保護を申請しない家もあったが。そして小学校の就学補助を受けてる家庭がクラスの半分にのぼる学校もあります。
さて、そんな地域で教育を施すにあたって、「勉強しろ」という学校の先生の言葉をどれだけの子供が真に受けるでしょうか?という話です。
家が裕福でなくて、親が共稼ぎで学校が終わっても両親共仕事があるので児童館で親が帰ってくるまで遊んでられるっていうサービスを受けてる奴が俺の友達でも2、3人いました。良く遊ぶ友達が10人だとして、この確率は仲々のもんです。しかもそれがまた一家で6畳一間のアパートに住むとかいうケースもあったりします。
そういう環境で育っている子供が、よくあるテレビのドラマの光景のような、家に帰るとかーちゃんがいて、おやつがでてきて、手洗って、おやつくって、「宿題やりなさい」っていわれて宿題やるみたいなのとどれだけ違うんだと。
もう生まれたときから勉強する環境にあからさまに違いが出るし、正直勉強なんてやってられっか馬鹿野郎みたいのもあるわけです。
そういう所で小学校がどうあるべきかというのはおいといて、まあそんな環境にある子供がクラスに10人からいるような所で学力を伸ばすとか寝言こいて金バラまいたところで足立区の餓鬼が賢くなることなんて恐らくない。まあ確かにうちみたいにそこそこ所得があってっていう家の子供は成績が上がるんだろうがな。
それでも現場の先生たちはそういう環境にある子供がいることを承知で歯がみしながら頑張ってるんだろうが。で、そういう裕福でないっていうのが貧困かというとそこまでではないし、何ともいい難いものがあるなあと。
取り合えずいえることは成績の良くない学校への予算の配分を減らしたら益々その地域の餓鬼共はDQN化が進むだろうということは言える。それに足立区の餓鬼が阿呆なのはつとに有名だからな。これはもう親父の世代からそういわれているっぽ。因みに俺の卒業した小学校から大学まで進学したのは俺含めてクラス30人くらいのうち2人です。はい。

http://www.asahi.com/national/update/1107/TKY200611070602.html

それでもうちもあんまし金はないけど俺みたいな貧乏人が大学院まで行って勉強できるなんて日本っていう国はつくづくいい国だと思いますよ。国立大学の存在には結構本気で感謝してます。

*1:現地じゃ「ジョハネスブルク」と発音するらしいがな。